今回は、21日に文化庁から発表された「国語に関する世論調査」についてです。
今日見たTVのニュースで、国語に関する世論調査が採り上げられていました。気になったので、調べてみると新しい発見に出会えました!
まず、「美しい日本語があると思うか?」の問いに、90.8%が「あると思う」と回答。なんだか嬉しくなりました。今の日本では、新しい言葉が次々と産まれています。とくに若者の間で使われる「若者コトバ」や「ギャル語」はすごいですよね。大学進学のため上京してきましたが、いろんな若者コトバを覚えた気がします。それでも解らない若者コトバは、まだまだあります。
美しい言葉よりも新しい言葉が注目されがちな気がしていたのですが、日本の人が
美しい言葉も意識していると実感出来る数字がでて良かったです。前回の記事でも書きましたが、アナウンサーは正しい日本語・美しい日本語が求められます。美しい日本語に需要があると思うと、日本語の勉強のやる気も上がります。
次に、今回の「国語世論調査」で気になったのは、「ら抜き」言葉。
例えば・・・
- こんなに食べれないよ~。 (食べられない)
- 今日のサークル活動来れる? (来られる)
- 気になっていた映見れたよー (見られる)
- もうちょっと早く出れない? (出られる)
これらは「ら抜き」言葉で
みなさんはどうですか? 私は日常会話で、ら抜き言葉使ってますね・・・。
しかも、この「ら抜き」言葉を使う人が多数派になりました。1995年から続けてきた調査で初めてのことです。日本共通語では、「ら抜き」言葉は誤った使い方です。
気を付けていきましょう。
慣用句の理解度の調査も行われました。
「目覚めが悪い」
「あいそ(う)をふりまく」
これらの慣用句日常的につかわれていますよね。実は、間違った使い方なんです。
驚きました。正しくは「寝覚めが悪い」「あいきょうを振りまく」です。
勉強になりますね。
言葉は生き物のように変化するものだと思います。いつの時代だって新しい言葉は誕生しますし、使われなくなる言葉も出てきます。それは当然のことのように感じます。
しかし、美しい日本語は廃れるべきではないと思います。いくつもの時代を越えて、継がれていく言葉にはそれだけ重みも力もあるでしょう。未来に美しい言葉を残せるといいですね。